沖縄赤十字病院

院長あいさつ

病院紹介院長あいさつ

沖縄赤十字病院 院長 赤嶺 盛和

 2024年4月1日より沖縄赤十字病院院長に就任しました赤嶺盛和です。

私は1998年に琉球大学を卒業後神奈川県で初期臨床研修を行い、2000年5月から琉球大学第一内科へ入局。2008年4月より呼吸器内科医として沖縄赤十字病院へ入職。その後呼吸器内科副部長、呼吸器内科部長を担当。2017年4月より副院長を経て2024年4月より大嶺靖名誉院長の後任として第12代の院長に就任しました。

 呼吸器内科と感染症内科を専門としており、2009年のH1N1インフルエンザパンデミック、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症への対応にも携わってまいりました。

新型コロナパンデミックでは沖縄県一丸となって医療提供に尽力。当院もその一翼を担うべく努めてまいりました。2023年5月に5類感染症へ変更となり、一般の感染症に近い扱いとなり、世の中が日常を取り戻しつつあるなか、あらためて当院の果たしていく役割を認識し、邁進していく所存であります。

 当院は1952年沖縄県那覇市美栄橋町にて「厚生協会診療所」として32床で創設され診療開始。1972年祖国復帰後は沖縄赤十字病院へ名称変更。2010年7月に那覇市古波蔵より、与儀へ新築移転しました。県立那覇病院、旧琉球大学病院の跡地でもあり、この歴史ある地で日本赤十字社の病院として医療に携われていることに誇りとともに大きな責任を感じております。

 当院は主に高度急性期、急性期医療を行い、沖縄県南部医療圏での地域医療支援病院、地域災害拠点病院、地域周産期母子医療センター、てんかん拠点病院としての役割を担っております。

 がん診療に対して、手術療法、化学療法、放射線治療が行える体制をとっておりますが、2018年7月からは緩和ケア病棟も開設しがん診療の充実を図っております。

 2021年からは沖縄県循環器病対策推進計画が策定されておりますが、循環器疾患において、当院は24時間、PCIなどの高度な専門医療を提供できる体制を整えております。

 2024年1月に発生した能登半島地震に際しては赤十字の災害救護活動として現在まで5班の救護班と災害医療コーディネーターチームの派遣を行ってきました。日常の医療活動に加えて、災害時における日赤の大きな役割の一つである災害救護活動も担っていきます。

 これまで地域の皆様に支えられ、地域に根付きながら、今後も信頼され続ける病院としてこの地で歩んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします。

沖縄赤十字病院
<理念>    赤十字の博愛の心が伝わる病院をめざして
<ミッション> 医療と救護で地域を守る
<ビジョン>  信頼され、必要とされる地域の中核病院

2024年4月1日
院長 赤嶺 盛和